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第11回文化庁翻訳コンクール

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第11回文化庁翻訳コンクール 11th Japan International Translation Competition 現代文学部門:英語/フランス語 古典文学部門:英語 応募受付期間 2026年5月1日(金)〜2026年5月31日(日)予定 文化庁では、日本の文学作品の優れた翻訳家を発掘・育成するため翻訳コンクールを開催します。

文化庁では「活字文化のグローバル展開推進事業」の一環として、日本の文学作品の優れた翻訳家を発掘・育成することを目的に第11回文化庁翻訳コンクールを開催します。 第11回では現代文学部門は英語とフランス語、古典文学部門では英語が対象言語となります。
本コンクールの受賞者は翻訳家として第一線で活躍しています。それに続く、多くの応募をお待ちしています。

第11回文化庁翻訳コンクールの応募受付は終了しました。

課題作品

現代文学部門

課題作品の表紙

「恐竜」

小説

滝口悠生 著

著者略歴

滝口悠生たきぐち ゆうしょう

小説家

1982年、東京都生まれ。2011年、「楽器」で新潮新人賞を受賞し、デビュー。15年『愛と人生』で野間文芸新人賞、16年「死んでいない者」で芥川賞、22年『水平線』で織田作之助賞、23年に同作で芸術選奨文部科学大臣賞、23年「反対方向行き」で川端康成文学賞をそれぞれ受賞。その他の著作に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』『ラーメンカレー』『さびしさについて』(植本一子との共著)など。

古典文学部門

課題作品の表紙

『百人一首一夕話』

尾崎雅嘉 著、古川 久 校訂

著者略歴

尾崎雅嘉おざき まさよし

国文学者

1755(宝暦5)年〜1827(文政10)年。摂津の大坂(現在の大阪市)に生まれる。奥田尚斎の門人となり儒学を学んだ。その後契沖の著書を参考にして国学を学び、国学と儒学を融合させた著書を多く執筆し刊行。和歌についても木村蒹葭堂、香川景樹一門等の文人と親交を持った。代表的著作である『百人一首一夕話』は没後1833(天保3)年に刊行。百人一首の作者について、和歌やさまざまな文献資料で詳細に記している。

古川 久ふるかわ ひさし

国文学者、東京女子大学名誉教授

1909(明治42)年〜1994(平成6)年。愛知県名古屋市生まれ。東北帝国大学国文科卒。大学で教鞭を取るかたわら、野上記念法政大学能楽研究所で兼任所員を務め、能楽・狂言を研究。その蔵書は法政大学図書館に古川文庫として所蔵されている。師の小宮豊隆を助けて戦後の岩波書店『漱石全集』の編纂に携わり、漱石研究も行った。主な著書に『明治能楽史序説』(1969年、わんや書店)、『漱石の書簡』(1970年、東京堂出版)、主な校注・校訂に『日本古典全書、狂言集』全3巻(1953-56年、朝日新聞社)、尾崎雅嘉『百人一首一夕話』(1972-72年、岩波文庫)等ほか多数。

賞

  • 現代文学部門の英語及びフランス語、古典文学部門の英語の最優秀賞及び優秀賞の受賞者には、賞金(最優秀賞100万円、優秀賞25万円)、賞状及び賞牌を授与します。
  • 受賞者には2026年10月(予定)の発表前に直接、結果を通知します。またホームページにおいて、受賞者の翻訳作品、審査評を掲載します。
  • 受賞者は、ワークショップなどの翻訳者育成事業等プログラムに招待します。

応募の流れ

  1. 応募受付

    2026年5月1日(金) ~ 2026年5月31日(日)

  2. 審査

    (一次審査・本審査)

    2026年6月~9月(予定)

  3. 受賞者発表

    2026年10月(予定)

  4. 授賞式

    2026年12月(予定)

実施要項

募集期間 2026年5月1日(金)~2026年5月31日(日)(日本時間)
目的 日本の文芸作品等を海外に発信していくために重要となる翻訳家の発掘・育成を目的とします。
応募資格 国籍、年齢は問いません。ただし、本事業の主旨が、将来を担うプロフェッショナルの翻訳家の育成であることから、翻訳作品の単行本(共訳を含む)の出版経験を有する者は応募できません。ただし、古典文学部門においては現代文学の翻訳出版の経験を有しても応募できます。なお、雑誌・アンソロジー等での掲載経験は可とします。
言語 及び
課題作品

【現代文学部門】
言語:英語/フランス語
課題作品:[小説] 滝口悠生 著「恐竜」

【古典文学部門】
言語:英語
課題作品:尾崎雅嘉 著、古川 久 校訂『百人一首一夕話』

応募方法
  1. ホームページ経由での伝送による応募
    下の「第11回文化庁翻訳コンクール」から、「応募専用ページ」のバナーをクリックすると、応募手順が示されます。詳細な手順や制約については、この応募専用ページを参照してください。この応募専用ページは2026年5月1日(金)に開設予定です。尚、Eメールによる添付・送信等は不可とします。
  2. 上記応募方法以外の方法で提出された応募は受け付けません。
  3. 応募原稿データは、A4サイズまたはレターサイズ/縦長、横書き、約32行/1枚、文字は12ポイント、フォントはTimes New Roman、左右に1.5cm以上の余白で作成し、総ページ数及び通し番号を記入してください。以上を基準としますが、ソフトによる多少の相違は許容します。
    上記の方法で作成したものを、PDFデータに変換してください。尚、PDF変換による、誤った文字の変化は応募者側で確認、修正してください。
  4. 原稿には翻訳者の氏名を記入しないでください。
  5. 原則として提出物に不備があった場合には受け付けませんが、やむを得ない事情であると認められる場合は個別に対応します。
審査方法
  1. 一次審査と本審査の2段階の選考を行います。一次審査を通過した作品を対象に、審査委員が出席する本審査会を行い、受賞者を決定します。
  2. 最優秀賞は、特に優れた翻訳を行った翻訳家(個人)を対象とするもので、各部門の各言語において1名以内を原則とします。
  3. 優秀賞は、優れた翻訳を行った翻訳家(個人)を対象とするもので、各部門の各言語において2名以内を原則とします。
  4. 奨励賞は、将来が期待される翻訳家(個人)を対象とするもので、最優秀賞または優秀賞の対象者が上限に達しない場合であって、審査会議において特に推薦があったときに、最優秀賞または優秀賞の対象人数の範囲内において決定します。
  5. 本コンクールで、過去に最優秀賞を受賞した者は、原則として賞の対象となりません。

次回(第12回)の開催について

第12回文化庁翻訳コンクールは、例年より早い時期での開催を予定しております。
詳細な日程につきましては、確定次第、改めて本サイト等でご案内いたします。

審査委員

現代文学部門

英語

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Sam Bett

日本文学翻訳家

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Stephen Snyder

日本文学翻訳家、ミドルベリー大学教授

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手嶋 優紀

日本文学翻訳家

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Sam Bettサム・ベット

日本文学翻訳家

1986年生まれ。日本文学翻訳家。マサチューセッツ大学アムハースト校を日本文学と英文学の優秀賞を授与され卒業。2015年、第2回JLPP翻訳コンクール最優秀賞受賞。訳書に、西尾維新『刀語』、太宰治『道化の華』『乞食学生』、中村文則『その先の道に消える』ほか、三島由紀夫『スタア』で2019-2020日米友好基金日本文学翻訳賞受賞。デビッド・ボイドとの共訳で川上未映子『夏物語』、『ヘヴン』、『すべて真夜中の恋人たち』他多数。『ヘヴン』は2022年ブッカー国際賞最終候補に。2025年王谷晶『ババヤガの夜』英訳The Night of Baba Yagaは英国推理作家協会賞(ダガー賞)ほか複数のミステリー賞を受賞した。翻訳活動の他に、Us&Them 共同代表として文芸翻訳の朗読会やワークショップの企画等なども実施。

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Stephen Snyderスティーヴン・スナイダー

日本文学翻訳家、ミドルベリー大学教授

1957年生まれ。日本文学研究者、翻訳家。アメリカ、ミドルベリー大学教授、教務担当副学長、及び同大語学学校長。イェール大学で博士号取得。第1回からJLPP翻訳コンクールの審査委員を務める。永井荷風についての著作、現代日本小説アンソロジーの編書を出版したほか、主な訳書には、小川洋子、大江健三郎、村上龍、柳美里、伊坂幸太郎、舞城王太郎『阿修羅ガール』、永井荷風『腕くらべ』など多数。小川洋子『密やかな結晶』英訳Memory Policeは2019年全米図書賞翻訳小説部門最終候補、2020年ブッカー国際賞最終候補に、『ミーナの行進』英訳 Mina’s Mathboxは米TIME誌「2024年必読書100冊」に選ばれた。

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手嶋 優紀てじま ゆうき

日本文学翻訳家

東京で生まれ、4歳からロサンゼルスで育つ。カリフォルニア大学卒業。映画・テレビ (NHK WORLD)・広告・メディアの翻訳・通訳・英語監修を15年手がけ、現在は主に文芸翻訳を行う。翻訳作品に、辻村深月著 『ツナグ』 『ツナグ 想い人の心得』 、木村紅美著 『あなたに安全な人』 、八木詠美著 『休館日の彼女たち』 、綿矢りさ著 『嫌いなら呼ぶなよ』、黒柳徹子著 『続 窓ぎわのトットちゃん』 などがある。第5回JLPP翻訳コンクール英語部門優秀賞受賞。

フランス語

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Anne Bayard-Sakai

日本文学研究者、翻訳家、フランス国立東洋言語文化大学名誉教授

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Myriam Dartois-Ako

日本文学翻訳家、フランス著作権事務所代表

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Patrick Honnore

日本文学翻訳家

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Anne Bayard-Sakaiアンヌ・バヤール=坂井

日本文学研究者、翻訳家、フランス国立東洋言語文化大学名誉教授

1959年生まれ。1989年パリ第七大学大学院博士号取得。谷崎潤一郎や川端康成、大江健三郎等の純文学作品翻訳の第一人者。2009年、石田衣良『池袋ウエストゲートパーク』の翻訳により、野間文芸翻訳賞を受賞。主な訳書に、谷崎潤一郎『鍵』、大江健三郎『静かな生活』、堀江敏幸『雪沼とその周辺』、円地文子『女坂』、大岡昇平『花影』、開高健『ロマネ・コンティ・⼀九三五年』ほか多数。

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Myriam Dartois-Akoミリアン・ダルトア=赤穂

日本文学翻訳家、フランス著作権事務所代表

パリ第10大学現代文学学部、国立東洋言語文化大学日本語学部卒業。日本に留学し図書館情報大学図書館情報学研究科修了(文部省奨学金)。日本現代文学翻訳家として小川糸『食堂かたつむり』、ドリアン助川『あん』、本谷有希子、中村文則などをフランス語に翻訳。2015年 日仏翻訳文学賞奨励賞を受賞(小川糸『食堂かたつむり』)。日本文学を紹介するウェブサイト「Nouvelles du Japon」を2020年に創立。https://nouvellesdujapon.com

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Patrick Honnoreパトリック・オノレ

日本文学翻訳家

現在パリを拠点にフランス語への翻訳家として活動。フランスの大学等で翻訳の授業の講師も務め、翻訳家としてはこれまで夢野久作『ドグラ・マグラ』や古川日出夫『平家物語 犬王の巻』のほか、山田風太郎、村上龍、綿矢りさ他の小説や、手塚治虫、水木しげる、杉浦日向子、谷口ジロー他の漫画をはじめとして、100点以上の日本の作品を仏訳。2025年市川沙央『ハンチバック』仏訳が仏文学賞メディシス賞外国小説部門最終候補作品に選ば れた。

古典文学部門

英語

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Janine Beichman

日本文学研究者、翻訳家、大東文化大学名誉教授

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Robert Campbell

日本文学研究者、早稲田大学特命教授

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Meredith McKinney

古典、近世、現代日本文学の翻訳家、オーストラリア国立大学名誉准教授

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Janine Beichmanジャニーン・バイチマン

日本文学研究者、翻訳家、大東文化大学名誉教授

日本文学研究者、翻訳家、詩人。コロンビア大学博士号。大東文化大学名誉教授。英語能『漂炎』( Drifting Fires)を制作。著書にMasaoka Shiki: His Life and Works、Embracing the Firebird: Yosano Akiko and the Rebirth of the Female Voice in Modern Japanese Poetryなどがあり、大岡信の詩を英訳したBeneath the Sleepless Tossing of the Planets: Selected Poemsが2019年日米友好基金日本文学翻訳賞を受賞。最近の作品にはWell-Versed: Exploring Modern Japanese Haiku(小澤實著『名句の所以』の英訳)、 This Overflowing Light: Rin Ishigaki Selected Poems her translations of Ishigaki Rin’s poetry(石垣リン詩集の英訳)などがある。

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Robert Campbellロバート・キャンベル

日本文学研究者、早稲田大学特命教授

早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問。せんだいメディアテーク館長。国文学研究資料館前館長。近世・近代日本文学が専門で、特に19世紀(江戸後期~明治前半)の漢文学と、それに繋がる文芸ジャンル、芸術、メディア、思想などに関心を寄せている。テレビでMCやニュース・コメンテーター等をつとめる一方、新聞雑誌連載、書評、ラジオ番組企画・出演など、さまざまなメディアで活躍中。 ニューヨーク市生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業(B.A. 1981年)。ハーバード大学大学院東アジア言語文化学科博士課程修了、文学博士(M.A. 1984, Ph.D. 1992年)。1985年に九州大学文学部研究生として来日。同学部専任講師(1987年、国語国文学研究室)、国立・国文学研究資料館助教授(1995年)を経て、42000年に東京大学大学院総合文化研究科助教授に就任(比較文学比較文化コース〔大学院〕、学際日本文化論〔教養学部後期課程〕、国文・漢文学部会(同学部前期課程)担当)。2007から同研究科教授。2017年から2021年まで国文学研究資料館館長をつとめた。

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Meredith McKinneyメレディス・マッキニー

古典、近世、現代日本文学の翻訳家、オーストラリア国立大学名誉准教授

オーストラリア国立大学で日本古典文学の博士号を取得。現在、オーストラリア国立大学名誉准教授。約20年間日本で暮らした後、オーストラリアに戻り、現在はニュー・サウス・ウェールズ州の小さな田舎町の近くに住んでいる。これまでに20冊以上の翻訳書を出版。その中には枕草子、方丈記、徒然草などの古典、夏目漱石の『こころ』と『草枕』、現代作家の田辺聖子、古井由吉や島田雅彦の作品などがある。古井由吉のRavine and Other Stories(『谷』)で日米友好基金日本文学翻訳賞を受賞。A Tale Unasked (『とはずがたり』)は2025年にペンギン・クラシックスより出版された。