目次

第2回国際文芸フォーラム

  1. ホーム
  2. 国際文芸フォーラム
  3. 第2回国際文芸フォーラム
第2回国際文芸フォーラム

文学がつなぐ世界、世界が映す文学

第2回を迎える「国際文芸フォーラム」は、世界から多彩なゲストを招き、さらなる進化を遂げて開催されます。

文化庁は、日本の文芸作品等を海外に発信していくために重要となる翻訳家を発掘・育成することを目的に実施する「文化庁翻訳コンクール」の授賞式やシンポジウム等で構成する「国際文芸フォーラム」を開催しています。

今年度は、12月3日に第11回コンクールの授賞式を開催するとともに、世界で活躍する作家や編集者をお招きし、記念シンポジウムを開催します。シンポジウム第I部では、日本の文学シーンを牽引する作家、小川洋子氏、川上弘美氏に加え、英国の作家で2025年国際ブッカー賞の審査委員長を務めたマックス・ポーター氏を迎え、辛島デイヴィッド氏のモデレーターのもと語り合います。続く第Ⅱ部では、世界的な作家である伊坂幸太郎氏、伊坂氏の英訳出版を担当した出版ディレクターのリズ・フォーリー氏、株式会社CTBの三枝亮介氏が登壇します。

さらに今年度は翻訳家向けプログラムや、出版関連団体等との連携イベントなど、数日間にわたり多角的なプログラムを展開予定です。国内外の豪華ゲストが一堂に会する特別な機会です。ぜひご参加ください。

「第11回文化庁翻訳コンクール」授賞式および記念シンポジウム開催概要

日時 2026年12月3日(木)16:00(開場:15:00)
会場 神田スクエア ホール(2階)
定員 400名(事前申込制・抽選)
入場料 無料
言語 日本語(英語同時通訳あり)
お申し込み
(抽選制)

申込方法:お申し込みフォームにアクセス
申込期間:10月29日(木)〜11月9日(月)
結果発表:11月13日(金)頃にメールにて通知

イベントに当選された方には、teketのシステムより、ご登録のメールアドレス宛に受付用のQRコードが発行されます。イベント当日は、受付にてQRコードをご提示くださいますようお願いします。

プログラム内容

16:00〜16:50 第11回文化庁翻訳コンクール授賞式

17:00〜18:00 シンポジウム第Ⅰ部

  • 「声が生まれるところ」
    小川洋子(作家) + 川上弘美(作家) + マックス・ポーター(作家)
    モデレーター:辛島デイヴィッド(作家・翻訳家・早稲田大学国際学術院教授)

18:15〜19:15 シンポジウム第Ⅱ部

  • 「どうやって海外の読者に届けるのか?〜作家と海外編集者の対話〜」
    伊坂幸太郎(作家) + リズ・フォーリー(出版ディレクター)
    モデレーター:三枝亮介(株式会社CTB代表取締役)

司会進行:米倉紀之子(俳優)

※登壇者は予告なく変更になる場合があります。

第11回文化庁翻訳コンクール授賞式

第11回文化庁翻訳コンクールは、現代文学部門では滝口悠生著「恐竜」を、古典文学部門では尾崎雅嘉著『百人一首一夕話』(古川久校訂)を課題作品として応募作品を受け付け、厳正な審査を経て、各部門・各言語の受賞者を発表します。また、受賞者や審査委員をお招きし、授賞式を開催します。

審査委員

現代文学部門/英語

  • サム・ベット(日本文学翻訳家)
  • スティーヴン・スナイダー(日本文学翻訳家、ミドルベリー大学教授)
  • 手嶋 優紀(日本文学翻訳家)

現代文学部門/フランス語

  • アンヌ・バヤール=坂井(日本文学研究者、翻訳家、フランス国立東洋言語文化大学名誉教授)
  • ミリアン・ダルトア=赤穂(日本文学翻訳家、フランス著作権事務所代表)
  • パトリック・オノレ(日本文学翻訳家)

古典文学部門/英語

  • ジャニーン・バイチマン(日本文学研究者、翻訳家、大東文化大学名誉教授)
  • ロバート キャンベル(日本文学研究者、早稲田大学特命教授)
  • メレディス・マッキニー(日本文学翻訳家、オーストラリア国立大学名誉准教授)

受賞者

受賞者は後日、第11回文化庁翻訳コンクールページにて発表します。

第11回翻訳コンクールの詳細はこちら

シンポジウム第Ⅰ部「声が生まれるところ」

小川洋子 プロフィール画像
© 嶋田礼奈

小川洋子

プロフィールを見る
川上弘美 プロフィール画像
© Rinko Kawauchi

川上弘美

プロフィールを見る
マックス・ポーター プロフィール画像

マックス・ポーター

プロフィールを見る
辛島デイヴィッド プロフィール画像

辛島デイヴィッド

モデレーター

プロフィールを見る
小川洋子 プロフィール画像
© 嶋田礼奈

小川洋子Ogawa Yoko

1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞と本屋大賞受賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞受賞。2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。2007年フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。2013年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2020年『小箱』で野間文芸賞受賞。2021年菊池寛賞、紫綬褒章受章。2023年日本芸術院賞受賞。2026年『サイレントシンガー』で毎日芸術賞受賞。その他、主な著書は『薬指の標本』『密やかな結晶』『アンネ・フランクの記憶』『猫を抱いて象と泳ぐ』『劇場という名の星座』など。

川上弘美 プロフィール画像
© Rinko Kawauchi

川上弘美Kawakami Hiromi

1958年東京都生まれ。1994年「神様」で第一回パスカル短篇文学新人賞を受賞しデビュー。1996年「蛇を踏む」で芥川賞、1999年『神様』でドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞、女流文学賞、2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、2007年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、2015年「水声」で読売文学賞、2016年「大きな鳥にさらわれないよう」で泉鏡花文学賞、2023年『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』で野間文学賞を受賞。その他に『ニシノユキヒコの恋と冒険』『古道具 中野商店』『ざらざら』『ハヅキさんのこと』『どこから行っても遠い町』『機嫌のいい犬』など著書多数。『真鶴』はJLPPにおいて、英語、仏語、独語、露語に翻訳され、現在『センセイの鞄』など数多くの作品が世界中の言語で翻訳出版され、国際的に高く評価されている作家である。

マックス・ポーター プロフィール画像

マックス・ポーターMax Porter

1981年生まれのイギリス人作家。著書には「サンデー・タイムズ」紙のベストセラー第1位にもなった『Shy』、ブッカー賞のロングリストに選出された『Lanny』、そして数々の賞を受賞した『悲しみは羽根をまとって』(原題:Grief is the Thing with Feathers)がある。彼の作品は38言語に翻訳されている。BAFTA賞にノミネートされた初の映像作品『STEVE』は、2025年10月に公開された。新作小説『Burn and Rave』は2027年に刊行予定。現在、英国の刑務所でライター・イン・レジデンスを務めるほか、サウスバンク・センターのアソシエイト・アーティストでもある。以前はGranta Booksの編集ディレクターを務め、当時の担当作家にはハン・ガン、エレノア・キャトン、レベッカ・ソルニットらがいた。

辛島デイヴィッド プロフィール画像

辛島デイヴィッドKarashima David

モデレーター

作家・翻訳家・早稲田大学国際学術院教授。日本文学の翻訳や編纂、文芸交流イベントの企画に幅広く携わる。プーシキン・プレスの現代日本文学中編小説シリーズで共同責任者。著書に『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』(みすず書房)、『文芸ピープル 「好き」を仕事にする人々』(講談社)など。

シンポジウム第Ⅱ部「どうやって海外の読者に届けるのか?〜作家と海外編集者の対話〜」

伊坂幸太郎 プロフィール画像
©︎Osamu Hoshikawa

伊坂幸太郎

プロフィールを見る
リズ・フォーリー プロフィール画像

リズ・フォーリー

プロフィールを見る
三枝亮介 プロフィール画像
©Munemasa Takahashi

三枝亮介

モデレーター

プロフィールを見る
伊坂幸太郎 プロフィール画像
©︎Osamu Hoshikawa

伊坂幸太郎Isaka Kotaro

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞を受賞。2008年『ゴールデンスランバー』で第21回山本周五郎賞、第5回本屋大賞、2014年『マリアビートル』で大学読書人大賞、2017年『AX』で静岡書店大賞(小説部門)、2020(令和2)年『逆ソクラテス』で柴田錬三郎賞を受賞した。著書に『ラッシュライフ』『陽気なギャングが地球を回す』『重力ピエロ』『グラスホッパー』『砂漠』『終末のフール』『モダンタイムス』『AX アックス』『777 トリプルセブン』『さよならジャバウォック』など多数。約19カ国で翻訳出版されている。『マリアビートル』は、2022年、ブラッド・ピット主演『ブレット・トレイン』として映画化される。他に中国、韓国でも映像化されている。

リズ・フォーリー プロフィール画像

リズ・フォーリーLiz Foley

ペンギン・ランダムハウスUK傘下のHarvillでアソシエイト・パブリッシング・ディレクターを務める。Harvillで働く前には、Vintage Classicsシリーズの再始動を手がけた。Harvillは長い歴史を持つ出版レーベルで、村上春樹、カール・オーヴェ・クナウスゴール、ウンベルト・エーコ、ヘニング・マンケルといった、国際的に高い評価を得ている作家たちの作品を出版してきた。同レーベルは、犯罪小説やスリラーから、歴史小説、ファンタジー、文芸小説、ホラーまで、幅広いジャンルのフィクションを出版し、世界中から読者を夢中にさせる物語を届けることを目指している。Harvillが出版する日本人作家には、村上春樹、小川洋子、伊坂幸太郎、桐野夏生、八木詠美などがいる。

三枝亮介 プロフィール画像
©Munemasa Takahashi

三枝亮介Saegusa Ryosuke

モデレーター

編集者、映画プロデューサー。作家エージェンシー株式会社CTB代表取締役。出版社勤務を経て、2017年株式会社CTBを設立。2022年、アメリカ映画『ブレット・トレイン』のエグゼクティブ・プロデューサーを務める。現在は、伊坂幸太郎、蓮實重彦などのエージェント/編集者であり、ロバート秋山「クリエイターズ・ファイル」のプロデュースも行う。

司会

米倉紀之子 プロフィール画像

米倉紀之子Yonekura Kishiko

横浜市生まれ、大阪育ち。岡山放送のアナウンサーとして3年間活動後、舞台俳優の道へ。1996年より劇団昴に在籍。主な出演作に、舞台「マーヴィンズルーム」「どん底」「石棺」(以上劇団昴)、「ゴールデン・エイジ」(劇団俳小)、「花樟の女」(Pカンパニー)、「嘘」(俳優座劇場プロデュース)、「アンナ・カレーニナ」(エイコーン)、テレビドラマ「大河ドラマが生まれた日」、声の出演「グッド・ワイフ」シリーズなどがある。国際文芸フォーラムの進行は昨年に引き続き2回目。

「第2回国際文芸フォーラム」他のイベント

翻訳家等育成プログラム(出版・翻訳関係者向け)

「第2回国際文芸フォーラム」の開催にあわせて、セミナーやワークショップを開催いたします。各イベントの会場やスケジュール、お申し込み等の詳細については、以下よりご確認ください。

12月1日(火)

文化庁翻訳コンクール受賞者向けオリエンテーション

第11回翻訳コンクール受賞者を対象に、オリエンテーションを実施します。
登壇者:スティーヴン・スナイダー氏、アンヌ・バヤール=坂井氏、ジャニーン・バイチマン氏、滝口悠生氏、手嶋優紀氏

※一般公募はございません。

12月2日(水)

公募型翻訳ワークショップ

少人数制で実践的に学べる公募型の翻訳ワークショップを実施します。【定員6~7名】

詳細は後日公開

連携企画

本フォーラムでは、「国際文学祭」としての面的な広がりを目指し、諸外国の文化機関や地方自治体、出版社等が開催する文芸イベントと連携しています。

11月17日(火)~19日(木)

TOKYO INTERNATIONAL RIGHTS MEETING 2026(主催:一般財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC))

URL:https://tokyorightsmeeting.com

11月20日(金)

EU・日本の文学交流――翻訳と創造をめぐる対話※出版・翻訳関係者プログラム/招待制(主催:駐日欧州連合代表部)

日欧の作家や翻訳者など文学に携わる関係者が集い、文学交流や翻訳を通じて広がる表現と創造の可能性について語り合う。

11月27日(金) 17:30~19:00

第5回「日伊ことばの架け橋賞」授賞式(主催:伊日財団)

5回目となる「日伊ことばの架け橋賞」は、イタリアで出版された日本の現代文学の作者と、その翻訳者に贈られる文学賞です。文化の橋渡し役を担う翻訳者に光を当てています。

URL:https://www.yomiuri.co.jp/adv/idomu/kotoba_kakehashi_2026/

12月3日(木)~5日(土)

日韓作家ダイアローグ2026(共催:一般社団法人K-BOOK振興会/集英社/小学館/文学と知性社)

中上健次の呼びかけで始まった「日韓文学シンポジウム」の精神を継承。「文学、再会。」をテーマに、日韓の同時代作家たちが再び集い、文学を通じた新たな対話を試みる。

URL:https://www.jkwritersdialogue.jp/

12月4日(金) 19:00~20:30

『悲しみは羽根をまとって』著者マックス・ポーター来日記念トークイベント(主催:早川書房、聞き手:作家・西加奈子)

妻を亡くした父と息子たちの前に現れた「喋るカラス」を描いた小説『悲しみは羽根をまとって』。作家の西加奈子さんが聞き手となり、ポーターさんの創作秘話に迫ります。

URL:https://bb261204a.peatix.com/

イベントパートナー